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8月の土居 ~オレは山下たろーくん~

2022年8月21日
土居 正依

こんにちは☺土居です!

今月の表紙はトレーニング中の一コマを。
パーソナルトレーニングのおかげで足が太く鍛えられました。
ゲームパンツはぱっつんぱっつんでそのうち破れるんじゃないかと心配してます笑

8月のブログ、ちょっと早いけど更新しました。
8月は先週から今週末まで土居にとってはまさにフェスティバル(笑)

大会・遊び・旅・そしてレジェンド降臨と夏の楽しみがギュッと詰まったような2週間に。

8月のブログはひと段落した大会報告を中心に書いていこうと思います。

久々の自分の舞台だと感じる大会への出場、
今まで色々と練習を積んできたことはまさにここの舞台のため。

コロナ禍での大会中止ダラケを経てやっとこうやって開催されること
そしてここに至るまでの道のりを思えば、本当に感慨深いです。

特に今年に入ってから練習環境を一新してきたことが
果たしてどんな結果に結びつくのか・・・

今年1月から夏までの練習の取り組みを振り返っていくと
案外【無】な自分が一番として楽しんでて、結果にも結び付いている、そんな気がしました。

4月頃のブログで【中学校時代のようにがむしゃらに学生と打ち合ってます】みたなことを書きましたが
こんなノリの自分がいいなって振り返り、今回の大会でもそんな自分が出せたらいいねって思いました。

試合って、ホントにほっといたらいろんなことを考えてしまいます。
そのほとんどが不安や心配要素ばっかり(笑)

だから、そんなのを考えず目の前のことに集中する
そんな自分がいいなってことで
この夏の大会のモットーは
【無】
過去の成功体験にとらわれず新たな自分を見出していこう、
白いキャンバスに色を塗っていき自分のプレーを表そうということで。

そう、そして無がいいなと思うもう一つの理由は
これまでの大会出場経験から思うこと、それは
大会は自分が予想している通りにはいかない!!!

これ、ホント毎回思うことです。

いつも大会前の移動時とかやっぱり今日の試合はどうなるか?とか考えるじゃないですか。

毎回そのイメージした通りになんてめったにいかない。
もちろん、いいイメージを持つことは大切だけど
自分が思ってもみなかったことが起こることがほとんど。


今回もそうでしたよ。

ということでまずは8/11の福岡県社会人選手権。

結果は40代男子シングルス優勝!!
自身初の県1位です。
なんか、この写真スポットライト浴びてる感が笑
そしてどこか無機質は雰囲気は
【アンドロイドのお姉さん】
ならぬ
アンドロイドのおじさん的でなんだかいい笑

写真ととってくださったのは
【たまにドイさんのブログ読んでます】
と言って写真撮影を買って出てくれたオチクン☺
いい写真になりました、ありがとうございました!

さてこの優勝までの過程というのが
出場者8人なので準々決勝からスタート。

初戦→棄権勝ち
準決勝→棄権勝ち
決勝→初戦・準決勝をファイナルで勝ち抜いてきてヘロヘロな相手に勝って優勝!

どうです?
こんな大会を予想なんてできるわけがない(笑)
多分
周囲からすれば【ラッキーですね】
なんて思う内容ですよね?

でも自分にとっては
今回の優勝はちょっと特別な嬉しい思いでした。

というのも
過去に同じような状況で負けてきた経験があるからです。

思い起こせばどれも九州社会人選手権での出来事。
コロナ直前の2020年2月の九州社会人選手権。
コロナを危惧して大会参加が減り棄権が多かった大会で
ラスト30代で出場したシングルスで
初戦→棄権勝ち
2回戦→棄権勝ち
そして準々決勝が初戦。
全く試合感ないままのスタート。
一方対戦相手は
すでに2回試合をしており勢いづいての準々決勝。
自分は初戦の硬い感じから試合が始まり
全く流れをつかめないまま負けました。

またそこから数年前の鹿児島での九州社会人では
初戦の相手がダブルスで決勝まで残り、シングルス初戦の開始時間が伸び伸びになって
ようやっと始まったシングルス1回戦は対戦相手疲労困憊の姿で登場。
で、自分はそんな対戦相手のゆっくりペースについ合わせていくラリーになり
徐々に回復した対戦相手が勝利(笑)

そんな過去の苦い負けを払拭するような決勝でのゲームでした。

今回の県社会人、準決勝も決勝の相手も足がつりそう?な様子で試合に臨んで(準決勝の相手は開始直前に棄権)
かなり疲労度が高い状態でしたね。
それでも、その姿に自分は全く【優位】だとは思いませんでした。

というのも
自分も同じような状況下で試合をし勝利した経験があるからこそ、です。

2018年の県社会人。
あの頃は上に勝ち上がるような経験がなかったため初戦で全てを使い果たして
ちょっとした動作で足がつる、そんな状況で準決勝に臨みました。
足がつった姿を見せると相手は精神的に余裕が出てくるだろうと
なんとか足がつらないようなフットワーク、特にジャンプはしない。
そんな中で無我夢中でラリーしてファイナル16-19から逆転勝ちして決勝に進出した
熱い思い出があります。

その自分の経験があるから
対戦相手だって決勝まで来てるので絶対底力を見せてくるだろうと思っており
決勝は本当に最後まで1つ1つを集中してゲームに臨んでいきました。

そんなこんなで優勝した県社会人。
スコアとトーナメントだけでは伝わらないものがありました。

もちろん来年は
初戦から決勝までゲームをしてから優勝できたらいいなって思ってます。

こんな県社会人を経て
8/15は初出場の全日本教職員選手権40代単。

ここでも予想もしなかった出来事が発生。
前日の14日はダブルスの日。
下見を兼ねて体育館に行って試合を見ました。

そこで目にした光景は
【あれ?なんか空振りとかイージーミスが多くない?学校関係の皆さんはコロナ対応で練習不足なのかな??】
なんてかなりお気楽に考えていたのですが
当日あさイチでの練習時間にその理由が判明。
ここの体育館、冷房の風が横に吹いてきてシャトルを捉えにくい!

これまで風の影響がある体育館は全国で経験してきましたが
ここのは多分自分にとって最強クラスかも(笑)

サイドアウト気味に打ったシャトルがインになるだけでなく
コート前後からも風を感じるのでシャトルが止まる・伸びることも多々。
こりゃ、よっぽどシャトルを引きつけて打たないと当たらない。

だから全国大会でのゲームという緊張感より
この目の前のシャトルの軌道を考慮してラリーするということに一生懸命に。

もちろん対戦相手だって同じ条件なので
それを駆使してゲームをする、
なんだか
こういうのって
楽しい!

案外、悪条件でもそれが面白いと思えるところはよかったです。

で、試合結果はというと
20-22 21-8 18-21で初戦敗退😿
1ゲーム目は大量リードしてたところからの逆転負けだけに悔やまれました。
3ゲーム目で勝てばいい、なんて3ゲーム目で勝てる保証もないのにのんびりしていたこと、
そしてもうひとつは【バランス】って大切だなと痛感したことがこのゲームでの大きな学びになりました。

大会期間中を迎える前から思っていたことですが
例えば
熱い試合がしたいなら・・・冷静さも必要だよねとか
スマッシュばっかりだけでなくほかの球も打っていくことで攻めにつながるよねとか
プレーにしても、メンタルにしてもなんにしても
【これだけ】に偏るよりもバランスよく取り組むことが大切だなって思うんですよ。
もちろん食生活や私生活だって。

ちょっと前のブログに書いたのかな。
【敢えて結果目標を持たずに取り組んでみよう】
ということで今回の福岡県社会人も全日本教職員もはっきりとした結果目標を立てないままに臨んだんですが・・・

県社会人の方はそれでもうっすらと【優勝したい】という想いを前々から持ち続けていたのでその思いが残ったまま臨んだ大会に対して
全日本教職員の方は本当に結果目標のイメージとかビジョンが全くないままに臨みました。

で、試合を振り返ると
結果目標が土台にあればキツイ場面でももう少し頑張れたかも・・・なんて思います。

常々【結果よりも過程が大切】と思い、ブログにもそう綴ることが多々ありました。
もちろんその想いは変わりませんが、過程に偏りすぎるのもちょっと違うね、と今回の試合を通して学んだことです。

そういえば
2月にメンタルトレーニング講習を受けた際にも
【結果を全く考えないものよくないので~】
みたいな話を聞いてました。

今回の全日本教職員での目標というならば無から始まり結果【楽しいプレーをしたい】
こんな感じで臨んで
確かに2ゲーム目なんて楽しすぎて笑顔で試合してました(笑)

楽しい試合ができたからこれで目標達成か?
2ゲーム目の途中でふと自問自答する自分がいましたね。
で、ファイナルはというと・・これまでイイ感じでラリーしてきたことを見失ってきて7-15まで一時リードされたところから
徐々に【勝ちたい】という結果を意識しだしていってよく18-20まで追いついたと思うんですよね。

だけど一歩遅かったですね。
初戦敗退で初めての全日本教職員は幕を閉じました。

11月の全日本シニアが今年1年のゴール地点、そして今回のこの二つの大会はゴールに向けていく中継地点みたいな場所でした。

大会直後、負けて悔しいはあるけれど
今年から練習環境を一新してスタートしていったこと
この道は間違っていなかったと
自身を持って言える内容だったと思います。
今までやってきたことを信じて大会に臨めたこと
そしてやってきたことを土台に更にバージョンアップしてき全日本シニアに臨んでいきたいと思いました。

それにしても年代別の各大会はなんか自分にとっての【サスケ】

サスケ??
そう
あれです。
テレビで年1回~2回くらいやってるTBSの番組。

20歳前後の頃に一番よく見てて
サスケオールスターズに憧れました(もちろん今でも)

おれも一度は出てみたい・・・なんて思いはずっと持ってましたが
さすがに多分書類で落とされそう(笑)

よりも
年代別の各大会は
同年代の方々と競い合えるここが自分にとってのサスケ。
この舞台で活躍できる選手になりたいと心から思ってます。

さて、少し話は飛びますが
YouTubeを始めてから
自分のプレーを動画で確認する機会が増えたこと。
これも今のレベルアップを支える大切な作業なのですが
【フォーム、良くないよね】
と感じることが増えてきました。

また、動画を見てくださった方からアドバイスを頂く機会が増えてきたことも嬉しい出来事なのですが
自分のプレーのまだまだな部分があることに気づかされます。

そんな中、今年に入ってから何人の方に言われただろう
【ドイさんは伸びしろがたくさんあります】
これは土居がまだ若くてイケるやん!という話ではなく(笑)

基本ができていない部分やもっとシンプルにやればいいのにみたいな箇所
そんなところが多いという話の結論としての話。

でももっと自分が変わっていける、発展していける可能性を秘めているというのはやっぱり嬉しいですよね!
一緒に練習してくださった藤本ホセマリさん曰く
【ドイさんみたいにシニアで練習積んでいる人は全国的にも珍しいのでは?】
みたいなことを言われたことは本当に嬉しかったです。

土居が年齢を重ねてもキツイ練習を積んでいるモチベーションはどこから?
様々な要因はあるにせよ、影響を受けた部分も多い気がします。
やっぱり人生サスケから影響を受けた部分も多いですが

それよりも、よ~く考えて振り返ると
やっぱりこれも影響受けてる!
野球漫画【山下たろーくん】
小学校2年生の時、姉がこっそり購入していたジャンプを盗み見したのがきっかけ
その熱い試合の数々に魅了され
全巻揃えていつも読み返してました。

主人公の山下たろーは運動神経ゼロにもかかわらず日々の努力でたくさんの奇跡的なプレーを発揮して甲子園優勝まで勝ち上がります。
試合がメインのストーリーの中にその試合に臨むまでの描写があったりして
決してスマートではなくホントに貪欲に努力と粘りで勝ちあ上がる姿、今でもわくわくします。
また
山下たろーだけでなく特徴的なチームメイトが居るのも魅力の一つでしたね。
そのチームメイトのキャッチフレーズが何とも面白い(笑)

その一部がこちら
発展途上人間・山下たろー
さすらいの賭博師・須永→学校休んで賭博三昧、勘を磨いて相手投手の球を読む
趣味は殴って蹴って袋叩き・辰巳→試合中によく暴力ふるう
農耕打法・田中→トマトを使ってバント練習する
暴力恐怖症・高倉
見の軽い肥満体→若月

あの頃は【へ~】と思っていたけれど今見るとかなりツボにはまります。

でそんな山下たろーくんを自己投影していくと・・
自分も山下たろーくんみたいにこれからもっともっとやっていけるよね、なんて勇気づけられます。

でも山下たろーくんみたいに全国で活躍できてるわけでもないから
あの登場キャラ中で例えるなら

【真ん中高めの吉行(よしゆき)】

真ん中高めが得意という以外大したエピソードや活躍も無いチームメイト、グーグルで検索してもウィキペディア以外なにも情報が出てこないほどレアキャラです。
だけど山下たろー同様、不器用ながらも一生懸命やる粘り強いタイプの選手。

福岡県社会人や全日本教職員、様々な試合を見て更に感じたこと
【粘り強くシャトルを相手コートに打ち返す】
いつのまにか弱くなっていた粘りがある自分の元来のプレースタイル、これを機にもう一度蘇らせたいです。

そして
この粘りの根底にある漫画・山下たろーくんように
子供のころに憧れた粘り勝ちする海空高校野球部を改めて感じて
次の大会に向けて更に成長を遂げていこうと思います!

そしていつかは全国大会でも活躍できる、いわば全国大会の登場人物のひとりになって
吉行が進化して山下たろー的な活躍を(笑)

今月はいつもより、少し長めのブログ最後までお読みいただきありがとうございました☺

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