今月の1枚は小倉聴覚メンバーと。
7月。
土居の活動は一旦置いておいて
今月はやっぱりこのことを記しておきたいと思います。
1日に開催された中体連区内大会の個人戦にエントリーした聴覚メンバー3年生の高橋くん(右)は
バドミントン大会において人生で初めての勝利を飾ることができました。
また
この勝利は、私が小倉聴覚の外部コーチに正式に就任して4年目で初めての勝利でもありました。
これまでの間、中体連の大会には毎回出場してきましたが
全く他校の選手に歯が立たず点数も二けた台を取れたらいいよねって感じ。
【小倉聴覚=初戦敗退】
そんなイメージが定着していたようにすら思えます。
今回の中体連
どうにかその流れを崩してほしいと思うチャレンジする気持ちと
やっぱりあっさりと初戦敗退なのかな・・・
という不安が交差する思いでした。
ですが
高橋くん
持ち味の集中力をフルに発揮。
強打で攻め込み勢いに乗って11点のチェンジエンドを勝ち取りました。
インターバル間のアドバイスでは良かったところを絶賛して修正できそうな所を軽くアドバイスして試合が再開しました。
後半戦、勢いはさらに上昇しテンポよく点数を取り続けて行きました。
高橋くんの目覚ましい活躍と
今までの外部コーチをしてきた間の出来事がフラッシュバックしてきて
不覚にも
試合中に涙が止まらなくなってしまって、試合を冷静に見れない状態に(笑)
終盤戦、対戦相手は落ち着いてきたようでどんどん追い上げてきましたが。
高橋くんが一枚上手でした。
21-19
試合後、高橋くんと握手を交わすとさらに涙が。
普段は人前で涙は流さないように心がけているのですが
今回に限ってはそんなこと気にせずに嬉し泣き。
こんなに人前で泣いたのは20年前に祖母が亡くなった時以来(笑)
高橋くんに泣かされるとは思ってもみませんでした。
今回は高橋くんの勝利もそうだけど
これまで約4年間、小倉聴覚のコーチをやってきた成果が報われた
そんな思いでもあります。
この1勝を挙げるまで、決して平坦な道のりではありませんでした。
手話が全くできない時期は練習指導に戸惑い
部員が1名だった時期、マンツーマン練習での難しさを感じ
どうしても他校より練習環境が劣る部分にジレンマを感じることもありました。
でも、こんな嬉しい思いができるのならやってきてよかったなって思えます。
女子メンバーの中田さんも
中体連市内大会では初勝利をあと1点で掴めるところまできましたが
ほんとに惜しかった。デュースで一歩及ばず敗退。
男女2人揃って初勝利
そんな絵にかいたようなストーリーにはならなかったけれど
中田さんは一番練習を頑張って参加していたメンバー。
きっとこの部活を通して学んでもらえたことがあると思います。
試合後、二人で審判をしてから
【いい思い出になったよね。一緒に練習出来て楽しかった】
伝えると中田さんとの2年半がフラッシュバックして
また涙が(笑)
聴覚障がい、そして手話。
北九州でデフ(聴覚障がい)バドミントンと言えば恐らくTOTOS以外に関わっている方はいないと思います。
そのきっかけ、根底にあるものを探っていくと
小学校時代、近所に住む友人・ようちゃんの家に遊びに行ったときによく読んでいたマンガ
【遥かなる甲子園】
思い出しました。
実話を基にしたこのマンガは沖縄のろう学校で聴覚障がいの高校生が野球部を作り大会出場を目指すって話です。
決して小学生向けのマンガとは言えない内容でしたが子供ながらにこのマンガの熱さを感じたこと
覚えてます。
そっか
どこかでこのマンガを意識していたのかな。
こんなにストーリー性があるわけではないけれど
昔、熱さを感じたマンガに近いことしてたんだなって
そう思うと
まだまだこれから色んな出来事が
子供の頃とリンクすることってあるかもですね。
小倉聴覚メンバーに感動した7月。
土居のバドミントンはおかげでヒートアップすることができました。
前置きが長くなりましたがここからが本題です(笑)
土居の7月を振り返ります。
【大会成績】
無し
【練習実施日】
7/1 7/2 7/5 7/8 7/9 7/12 7/16 7/19 7/23 7/26 7/28 7/29
大会出場はありませんでしたが、実践を積む練習機会に恵まれた7月になったことは貴重でした。
7月前半戦の日曜日はシニア先輩の練習場所やTOTOSメンバーとのシングルスゲーム。
先月よりもゲーム感が戻ってきて対戦相手とのコミュニケーションが把握できるようになってきました。
【もっと相手のことを深堀りしてみたいよね】
先月のバドマガに映像解析スタッフの記事がアップされてたことも影響して
久々に自分の試合動画を撮ってみることにしました。
会場はシニア先輩の練習
対戦相手は同年代のシニア選手で8月5日の県社会人でも対戦が予想される方お二人。
2試合分をバッチリ撮影しその日のうちに試合をチェックしました。
二人の試合運びを改めてじっくり見てみようじゃないか
そんな思いで見始めたものの
どうしても自分のプレーに目がいっちゃいます。
なぜなら
自分のプレーを動画でみるのが4年~5年ぶりだから(笑)
自分のイメージ通りにプレーができているのか
そんなところにばっかり目がいって対戦相手の事なんてまるで見れてないっていう感じ。。
練習課題が見えたのはよかったです。
ここは練習すべき
ここは修正すべき
等々
でも、大会時期が近付いているだけに
ゲーム練習ではもっと対戦相手とのコミュニケーションを考えてやりたいのに
自分の練習課題にばかり頭がいってうまく試合ができない
動画に少し振り回された感がある7月の後半戦。
来週日曜日の県社会人に向けて不安材料が残ったままの昨日、日曜日は
TOTOS女子中学生メンバーと一緒に普段なかなか行けない高校にお邪魔し、自分も一緒に練習にいれてもらいました。
始めて出会った高校生に交じって一緒にランニング計20分
【ボチボチ走るか】くらいのノリでスロージョギングを始めたものの
よせばいいのに、気が付けば高校生に対抗して
結構なハイペースでランニングしてました(笑)
でも、こんなのって気分がリフレッシュされていいですね。
また暑い中でのフットワークやノック練習は高校時代の夏休み練習を思い出します。
さらに、こちらの高校女子部キャプテンは元TOTOS・Jrスクール出身者。
彼女がバドミントンを始めたきっかけは小3の時にTOTOSのスポーツ体験教室に参加したのがきっかけだったこと
今でも忘れません。
なぜなら、その体験教室は参加者が4名くらいしか集まらずに必死になって開催した教室だったから(笑)
あれから、ここに繋がるなんて・・・本当に人生の面白さを感じます。
久々、一緒に練習するだけでなくダブルスゲームをしました。
見た目のふんわりした雰囲気とは違いかなり攻撃的なダブルスに圧倒され1ゲーム目はまさかの敗退(汗)
こりゃマズいと2ゲーム目をお願いし、なんとかファイナル2-1で勝利。体裁は保たれました(笑)
この試合、ファイナルまでもつれたこともあって楽しい試合でした。
【自分の課題が】とか【こうしなくちゃ】とか言ってた7月後半戦の振り回され感は忘れ
単純にシャトルを打ち合うことを楽しむことができました。
そして彼女のバドミントンを頑張っている姿やキャプテンとしてメンバーを引っ張っていく感など印象的でした。
いつもと違う景色を見ることってやっぱり大切ですね。
昨日は貴重な練習機会となりました。
ありがとうございました。
【8月の大会予定】
8/5福岡県社会人選手権
35歳代複:土居・矢野
35歳代単:土居
8/11北九州市民体育祭
A級単:土居
大会が近づいてきました。
特に県社会人は今年度の重要大会の一つ。
結果を出したいところです。
でも
結果を気にしだすとあんまりよくないんです、自分にとっては。
プレーも消極的になってしまうし。
組合わせも大会前にわかることや対戦相手はほとんど知っている方だけに特に結果を気にしがちになります。
だから、こんな時は一度根底に立ち返らなければなりません。
【なぜバドミントンを頑張っているのか?】
超個人的な視点から、この根底を探っていくと
それは
1日の終わりに
【今日は頑張ったいい1日だった!】
そう心底思い酒と肴が美味い夜を過ごしたい
・・・これです。
そのためには充実したバドミントンライフが必要です(笑)
大会でこういう結果を残したい
とか
あのお方に勝ちたい
とか
色々目標はあるけれど
その目標の先にあるのは
1日の終わりの【自分を称えて酒・美味し】
そう考えたら
今度の県社会人は、今までやってきたことが発揮される場。
全力プレーで相手にチャレンジするだけ。
そしたらきっと
結果がどうあれ、自分の1日に満足し
酒・美味しになると思います。
8月は県社会人
9月は市年齢別
11月は全日本シニア
土居にとっての重要大会が続きます。
聴覚メンバーが頑張った中体連も
土居にとっての各大会も
どれも遥かなる甲子園
いやいや
オレの甲子園。
出場する大会は違えど、みなそれぞれに甲子園を持ってますね。
だからバドミントンを頑張れる。
8月の猛暑のように熱く
駆け抜けていきたいと思います。